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免疫力パート2

今回は先週の続き!ヨーグルトを食べて免疫力が上がるのか?と言った事でした。

「NK細胞」とは何?今テレビで騒がれていますが殆どの人が名前は聞いてもよく分かっていないと思います。

「NK細胞」とは!を説明する為に簡単な血液の説明が必要です。

人間の血液は大きく分けて赤血球と白血球に分類されます。

今回の主役は白血球です。

白血球を分類すると
①顆粒球:【好酸球、好塩基球、好中球】         
         
②単球:マクロファージ【Nk細胞の活性化に関与】
         
③リンパ球:【T細胞】→キラーT細胞、ヘルパーT細胞、サップレッサーT細胞に分類される

        【B細胞】→抗体を生産する

        【NK細胞】ナチュラルキラー細胞の略、ウィルスや癌細胞に対する殺傷能力が高

              感染細胞を見つけると単独で攻撃する。白血球全体の15~20%を占める。


白血球はこれ等に分類されます。

免疫力を高くしたければリンパ球の割合を上げれば免疫力が上がる事は分かっています。

白血球の中のリンパ球の割合は30~40%であれば免疫力が高いと言えます。逆にリンパ球の割合が30%を下回ったり、20%台だと癌や感染症、その他の疾患に罹りやすいと謂われています。

白血球全体の中で「NK細胞」が占める割合が15~20%!

白血球全体でリンパ球が占める割合が30~40%

「NK細胞」がどれだけ割合を占めているか分かります。

少し難しかったので簡単に言います。

「NK細胞」を増やしたかったらリンパ球の割合を高めれば自然に高くなると言う事です。

特別な食材「ヨーグルト」等でリンパ球が増える事はありません。

リンパ球を増やす為にバランスのとれた食事と正しい睡眠、軽い運動が必要になるのです。

皆さん!1品健康法では健康どころか、不健康になりかねません。

規則正しい生活で免疫力を高めて下さい。

今日は難しい話でごめんなさい!

連休

先週は雨から一転寒さが戻って厳しい寒さが続いています。

院は土日と連休でした。
私は、土曜日は午後から引退した中学野球選手の練習に参加してきました。

昨日は、午前中は私用で、午後から同じ野球の練習に参加してきました。

中学生も後少し!今が一番大切な時期です。

選手の皆さん頑張りましょう!


先週何気なくテレビを見ていたら、「ヨーグルトが免疫力を増やす!インフルエンザに効果がある!」と言っていました。

よくよく見ていると乳酸菌が腸内環境を整えて「NK細胞」を活性化させて免疫力を上げるとの事!

しかも、「R-1」と言う商品名まで出ていて、世の中では、品薄になっているらしい。

このテレビを見て少しは合っているけど残りの殆どは間違いだらけで、ため息

そもそも世の中のどれだけの人が「NK細胞」を理解しているのだろう?

しかも、日本人が大好きな1品物で体を変える神話!いつまで続くのだろう?もう呆れてしまう。

最初の発端は九州地区である保育園が毎日数ヶ月間「R-1」ヨーグルトを飲ませていたらインフルエンザに罹患する園児が他の地域より激減した事から始まっています。

これが本当にヨーグルトのおかげで「NK細胞」が増加したの?

テレビでは、腸内環境の事を言っていました。確かに腸内環境を整えれば免疫力は上げる事はできます。

しかし、今回のケースは、対象が保育園児でしかも、数ヶ月続けた事。それに、この地域の保育園は手洗いうがいは、かなり神経質に行っていたらしい。

これで、ヨーグルトに飛びついていいの??

日本人は以前から1品物健康法が大好き!

健康になるためには1品物でなくバランスの取れた食事が大切です。

保育園児や小学生ならヨーグルトも良いですが、日本の大人であれば、ヨーグルトの乳酸菌よりも、納豆や味噌、醤油、漬物等の発酵乳酸菌の方が大腸に合っている事は研究で分かっているのです。

皆さんテレビに騙されない様に気をつけて!

「NK細胞」を勉強、研究している私的にはどうしても許せなかったので書きました!

次回は「NK細胞」を詳しく説明します。



食生活

最近つぶやきを復活したら、患者さんからもっと健康や食事の事についてつぶやいて!とのリクエストを沢山頂きました。

これからは、昔のつぶやきと重複するかもしれませんが、少しずつ健康について発信したいと思います。

今回は食生活!といっても沢山ありすぎので、何回かに分けて発信しますね!

自然界の動物にとって「食べる」と言う行為は、厳しい自然界を生き抜く為の最低条件です。

しかし、今の私たち人間は、生き抜く為に食べるのではなく、食事は満足、あるいは、ストレスの発散の為に行っている行為です。

現に私が書こうとしている内容も生き抜く為ではなくて健康になる為!ですから…

人間は今まで色々な文明で発明や発見、進歩をとげてきました。

寿命が延びたのも医学の発展です。しかし、栄養学は中々進歩していませんでした。

特に日本の栄養学は、栄養医学先進国アメリカに比べると10年以上遅れています。

日本の栄養学が10年遅れている事に日本人が気付いていないのです。とても怖い!

だから、いまだに1品食材の健康法等をテレビで取り上げる有り様です。テレビは視聴率が命ですから、栄養学の真実はどうでもいいのです。

数回前から「バランスの取れた食事!」と言っていますがこれはどういう事か?

基本的に日本人に合った食生活で、バランスを取る必要があります。

私達日本人は最低でも1万年以上前に気温の上昇で日本列島が誕生し、その後縄文時代の8000年間を経て弥生時代から約2400年近く、稲作の農耕民族で進化してきました。

この農耕民族はつい70年前まで主流で、戦後に肉食となる欧米食が入ってきました。

2400年の進化の歴史に、たかだか70年の食生活の変化は、体がついていけないのです。

現に、食生活が豊かになった事で今まで無かった疾病も出てきているのですから!

今の日本人にとって必要な事は、バランスを保ち、粗食にする事です。

では、1番良いバランスとは?

比率で言えば、「4:3:2:1」です。なんじゃこりゃ?ですよね!

4は野菜です。3は炭水化物(玄米や精製されていない小麦等)2はタンパク質(植物性が主流で、魚が少し)肉は週に1回位で大丈夫!

最後の1は油です。この油は生で摂取する油(オメガ3)で、「亜麻仁油やシソ油、えごま油」をドレッシングにして加熱しないで摂取する事です。

ここに、1日1.5リットルの水が必要になります。

皆さんも「4:3:2:1」のバランスの取れた粗食を心掛けて下さい。
プロフィール

市野 貴之

Author:市野 貴之
市野接骨院院長のつぶやき。健康の情報など随時更新しています!

〒465-0093
名古屋市名東区一社1-143
TEL:052-701-7130
http://www.itino-bs.com/

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